松村潔のアナザーワールド/vol.33 白隠禅師の内観法と7層のコスモス、高次元存在との不可欠な関わり

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白隠禅師は、心身のバランスを崩してノイローゼ状態になった時に、京都の山奥に住む白幽子という仙人から解決方法を教えてもらったという。
これは頭の上に鴨の卵のような(軟酥の)塊があるとイメージし、それが融け出して、体の調子の悪い部分に浸透することで症状を洗い流すというものだ。このことは「内観」という検索項目で、wikipediaにかかれている内容で、わたしはそれ以上のことは詳しく知らない。

心理学的には、この内観は自分自身の精神状態を観察する方法らしく、この手法は主観性が強いとwikipediaに書かれている。
白隠禅師の方法と、心理学的自己観察はどう違うのかというと、白幽子が教えた軟酥は頭の上にあり、頭の中にはないということだ。

心理学は、ほかの科学分野と同じく、基本的には身体の外に意識など存在しないと考えるはずなので、内観法で自分の精神状態を観察すると、これは自分の内側から自分の内側を観察するということを避けることができず、これは迷い人が迷い人を導くようなもので、主観的で、堂々巡りをするに決まっている。

しかし白隠禅師のそれは、頭の上、つまり頭の外から、身体の内部を観察することであり、この場合、迷妄に陥ることはない。

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