池田整治フォトエッセイ/第18回 ヤマトごころ再考・日本の使命再認識

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地球と人類が存続していくために、秘められた社会の図式を知ることや日本人の真の在り方をエネルギッシュに発信している、池田整治さん。
今回も、メルマガからの記事をシェアしていただきました。

明治維新の真相

は、「江戸社会」が、1万年以上続くこの文明における最初で最後の「市民のパラダイス社会」であり、それを世界最強の武士が守ってきたことをお伝えしました。
その日本を、西欧列国が植民地化するには、どうすればいいのでしょうか?

それには、無私の「武士道精神」「ヤマトごころ」を徹底的に排除し、個人の「利権」を基礎にする国造りに変えるしかありません。
究極は、「今だけ・自分だけ・お金だけ」のエゴ社会です。このためには、武士階級、端的にその象徴の「江戸」を完全否定しなければなりません。
そのために、離間工作の罠をしかける。つまり、武士(薩長)でもって武士(江戸)を排除する。これが明治維新の真実です。

こうして見ると、明治政府が極端な欧米化政策をとった本当の理由が見えてくると思います。
彼らは世界金融支配者の裏からの支援を受けて、政権に就きました。世界が称賛してモデルとした江戸のパラダイス社会を、徹底して否定するしか彼らの生きる道はなかったのです。

西郷隆盛と勝海舟の会談で「無血江戸入城」となったことになっていますが、それはあくまで勝った方の官軍史観でしかありません。
実際には、勝海舟は江戸の東側の裏戸をあけて、江戸市民を避難させました。店には番頭一人置いて、戸を閉めていたと言われています。

江戸の周辺は、当時は森林に覆われていました。この森林を利用して、逃げ延びたのです。
なぜなら「江戸仕草」の体現者たちは、新政府軍の武士たちに、老若男女にかかわらず、わかった時点で斬り殺されていったからです。
維新以降もこの殺戮は続きました。この「史実」は、明治維新の政府の流れを汲む日本では、未だ歴史のタブーとなっています。

ちなみに、これらの真の江戸人が住み着いた「川越」に、江戸情緒が濃く残っているのはこのためです。

戊辰戦争から現代社会が垣間見えた

引き続く、東北での戊申戦争も真実は異常です。
3.11震災後、いわき市に講演に行きましたが、東北では、戦争と言えば、大東亜戦争ではなく、いまだに戊辰戦争を指します。なぜでしょうか?

ヤマトごころ、武士道で育った日本人は、喩(たと)え紛い物の錦の御旗とわかっていても、弓矢を引くことはありません。
東北の武士たち、つまり15歳以上の男子は、城に集まり武装解除の準備をしていました。街には姉妹や母、祖母たちしか残っていません。
そこに上陸してきた新政府軍たちは、こともあろうに残っていた子女を強姦・陵辱・殺害そして火を放ち、廃墟とすることを行ったのです。

この惨状を知り、死を賭して戦わざれば、もはや武士とは言えません。こうして東北の真の武士たちは、最後の15歳の白虎隊まで戦って散華していったのです。
この「史実」も日本ではタブーとなっています。しかし、地元の人々のこころを消すことはできません。

彼ら「官軍」が江戸に帰り、勝った勝ったとはしゃぐのを見て、江戸市民は「これで日本も500年とは言わないが、300年は時代を遡(さかのぼ)ってしまった(つまり戦国時代に戻った)。
彼らは三代もしないうちに、この国をイギリスやアメリカに経済的に売ってしまうだろう」と影で嘆いていたのです。

三代後とは、まさに現代です。
完璧に世界金融支配体制の忠犬ポチ公として、国民の健康と安全とを犠牲にして、彼らに国民が額に汗して稼いだ日本円(税)を貢ぐ現代の為政者たちの姿を、当時の江戸仕草の体現者たちは予言していたのです。

浮世絵にスカイツリーの予言

ちなみに150年前の浮世絵に、現在のスカイツリーと同じ場所・高さのタワーが描かれています。新聞でも江戸時代の予言と紹介されました。
私には、友人の故・光明氏のような霊能者が、未来の日本を視て、神を憚(はばか)らぬバベルの塔として警告しているとしか思えません。

亀戸という地名は、洲が亀の甲羅のようにあるから付けられた地名です。そんな海である砂州の埋め立て地に、世界最高の高層建築物を建てるなど、東京直下型などの地震の想定内として真剣に考えたのでしょうか?

いずれにせよ、「征服者」であった薩長主体の明治政府は、徹底して江戸を否定しました。世界の自由民主化の原点であった浮世絵の歌川派さえ解消させたのです。
つまり、日本のまごころ、ヤマトごころの否定でした。それゆえ、極端な欧米主義に立脚するしかなかったのです。
こうして、欧米人が認めていた「世界のパラダイス・江戸日本社会」を「自己否定」したのです。

つまり、出発当初から進路を誤ってしまったのです。この明治維新の暗黒面をキチンと反省せずして、日本の再生もありえないでしょう。
最近でも、明治維新は素晴らしかったが、戦後のGHQの占領政策で日本はダメになった、と決めつけています。これでは、またまた元の木阿弥になってしまいます。

明治維新の反省が全くないから、ガイアの3.11の警告もまったく無視して、世界金融支配体制者に影で操られた明治政府の構造と意図を引き継ぐ現為政者たちが、引き続き、原発再稼働の滅びの道をまっしぐらに進んでいるのです。

彼らを見ていると、後ろから何者かに脅されているかのように、既存の原発等利権の維持拡大に、顔を暗く引きつらせながら邁進しています。それが、世界金融支配体制の中の核エネルギー部門であることは、論を待ちません。

日本の使命の再認識

いずれにせよ、とても今生の本来の目的である霊性を向上し、この地球文明を未来の子どもたちのために、「愛の社会」へ責任持って導くと自覚しているようには見えません。

もう彼らの好きなままにさせてはいけません。原発無き、本来の宇宙エネルギーの道へ、舵をいますぐ切り替えなければなりません。

ガイアのレッドカードが目前に迫っています。それは、東海・東南海・南海連動型大地震、それに引き続く富士山噴火、そして壊滅的な東京直下型巨大地震となって現れるでしょう。

雛形の日本がこの惨状ですから、世界はさらに、巨大火山噴火、核戦争、ウイルス感染等々で現代文明そのものの破滅へとなりかねないでしょう。

ちなみに、世界金融支配体制は、当初は戦争で、次に石油・原発等のエネルギーで、人口削減しながら富を収奪してきました。

そして今、ワクチンで最終的に彼らの目的を達成しようとしています。WHO、国連もメディアも彼らの傘下にあります。
世界中の人々がワクチンを接種するのが、当然の風潮です。打てば彼らの思うツボ。彼らによる隷属のワンワールドになる恐れがあります。

ただし、宇宙は素粒子レベルで「愛ひとつ」の世界です。宇宙の摂理に合わない地球文明は、上述のレッドカードで滅びます。
つまり、宇宙の摂理に合った「愛の文明」に、成長発展するしか、生き延びる道はありません。

ただし、未来への燭光はあります。江戸の市民のパラダイス社会です。
考えてみてください。西欧植民地化以前には、世界各地に古代列島の愛の文明から枝分かれした文明・民族が溢れていました。
しかし、侍がいた日本を除き、全て滅ぼされました。
キリストの愛を説く西欧文明は、他民族を虐殺してもいいと「改ざん」した間違った宗教・哲学で成り立ったエゴの文明です。だから、武力で世界制覇ができたのです。

要は、この文明においては、「ヤマトごころ」に基づくおもてなし・愛の社会のみが、宇宙の進化の摂理に合った文明なのです。
そして、日本人はかってのエルサレムから、愛の国を再建するためにこの列島に来て、「ヤマト」王朝を建国したのです。

「愛の地球文明」を再建する。それこそ、日本の使命なのです。そして、それが果たせなかった明治維新の、真の再興です。
コロナウイルス等の仕掛けを破り、ヤマトごころで、この文明を「滅びの道」から「永久の道」へ。
そのためには、世界のひな型となる新・ヤマトのパラダイス社会創設を!

 

池田整治
いけだせいじ/作家、元陸上自衛官。1955年、愛媛県愛南町生まれ。防衛大学校国際関係論卒業。全日本実業団空手道連盟理事長であり空手8段。東藝術倶楽部顧問。1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了後、防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。オウム真理教が作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行。その体験から、真の世界情勢を探究し、日本人の在り方を発信し続ける。著書に『マインドコントロール』シリーズ(ビジネス社)、『原発と陰謀』(講談社)、『脱・洗脳支配』(徳間書店)、『1000年先の地球のために 「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)など。
http://ikedaseiji.info/

『日本を救うのは「ヤマトごころ」と「武士道」の復活』
池田整治著/チャンプ

 

『1000年先の地球のために』
「滅びの道」から「永久の道」へ
池田整治著/ナチュラルスピリット

 

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