前回の記事では、スイスのUFOコンタクティー、ビリー・マイヤーがコンタクトしている「プレジャリアン」と呼ばれる地球外生物の考える、“輪廻転生と前世記憶の概念”を紹介した。
我々は前世の記憶を、一貫したストーリー性のある過去の記憶として理解しているが、プレジャリアンは“それは人間の脳が勝手に作り出した幻想でしかなく、実際の前世の記憶は、多くの無秩序なイメージの断片でしかない”としていた。これはむしろ、唯心論の仏教心理学にはるかに近い見方であった。
ところでスピリチュアル系の文化では、「引き寄せの法則」などを通して、想念が現実を引き寄せ、未来を形成するということが当たり前にように考えられている。
これに関しても、プレジャリアンは“地球人の信じていることは真実ではない”とし、彼ら独自の概念を展開する。今回はそれを紹介しよう。

※プレジャリアンとは、この宇宙の裏側にある別の宇宙のエラ星からやってきた地球外生物であり、プレアデス星人のことではない。外見は人間とそっくりで、精神性もテクノロジーも高度に発達している。マイヤーが毎週のように交信しているのは、プレジャリアンの長老である「プター」である。

人間の想念が現実を作る

プレジャリアンとの膨大なコンタクト記録には、興味深い数多くのテーマがある。
その中でも一貫して主張されていることのひとつが、“今の現実は人間の想念が作り出したものであるので、想念によって現実は変更可能だ”というメッセージである。

ビリー・マイヤーには「FIGU」という世界的な支援組織があり、多くのコンタクト記録が刊行されている。そうしたものに、プレジャリアンの瞑想法を解説した『心』という本がある。
その中には、「想念の力 人間は自分が考える者になる」という章があり、人間の想念が現実を形成することが、以下のように明確に述べられている。

つまり、人間が考えることは、遅かれ早かれ実現するのである。なぜなら、すべての想念はまだ生まれていない行為、すなわち、まさに生まれ出ようとしている行動だからである。
ある想念を抱く頻度が多ければ多いほど、そして強ければ強いほど、それは大きく膨張し、やみがたく実現へと突き進む。
それはあたかも種子が絶えず水をやることによって膨張し、発芽して根を下ろし、成長し、やがて穂となるのと同じである。

いかなる人間も、ある与えられた瞬間において、彼の想念世界および表象世界の指針が、初めから彼の行為と行動の性質や性格を決定する限り、完全に自由に行動することはできない。
人間が想念として十分長く抱いていたものは、彼の中でまったく無意識に、彼の現実的な意識的傾向を引き起こし、それがまるで完璧な自動操縦のように彼の本質に応じた決意と行為を展開し、効果を現す

このように言い、“人間の想念こそ、現実を形成する本体”であることを主張している。
そしてこの本では、人間の想念を変化させ、現実を変更させうる方法が明確に書れている。それを実践すると、自分自身で未来を変えることが可能になるというのだ。

「物質的意識」と「霊的意識」という2つの自我

さらにこの本でプレジャリアンは、なぜ瞑想で現実を変えることができるのか、その原理について明確に説明している。彼らによると、「人間には2つの異なった意識がある」としている。

一つは「物質的意識」と呼ばれるものだ。それは現在の我々の「意識」と「自我」、そして意識ではコントロールが難しい「無意識」の総体である。これらの物質的意識は、現在の人生で形成されたものであり、死を向かえると消滅する運命にある。

そして次は、この物質的な意識の奥底に存在する「霊的で創造的な真の自我」である。これは、一神教の人格神ではまったくない。
プレジャリアンによると、宇宙及びその中に存在するあらゆるものは、「創造」と呼ばれる超越的なエネルギーが形成したものであり、人間の物質的意識の内奥にはこの宇宙的なエネルギーの小断片としての「霊的意識」が存在しているという。
この「霊的意識」こそ、死後も延々と生き延び、輪廻転生を繰り返して存続する。

「霊的自我」が現実を生成する

もっとも重要な点は、この「霊的自我」の活動こそ、現実の世界そのものを生成し、形成している本体になるものという点だ。
つまり、「霊的自我」から独立した客観的な存在などはない。我々が体験するすべての現実は、人間の意識の内奥に確実に存在している「霊的自我」が生成したものである。

もちろん、未来の現実もそうだ。マイヤーが著した『わずかばかりの知識と知覚、そして知恵』という本で、プレジャリアンは次のように言う。

人間の発達の原動力となるのは、人間の最も内奥にある霊的で創造的な真の自我から発するインパルスだといえよう。
最も内奥の自我から発したインパルスによる原動力こそ、あらゆる進歩をもたらした。というのは、人間の最も奥底にある意識の層とその中の開かれた意識、そして人格と思考と熟考に浸透することによって、その人間本人を形成しただけではなく、地球の全環境を形成し、科学を存立させたのである。

知識の力や熟考の能力や思想の展開をも引き起こす、この内奥の自我のインパルスは、物質的意識を介して全てを変革し、それを通して、新しく好ましい内外の状況を作り出した。

ちょっと表現は難しいかもしれないが、要するに、我々の意識の内奥には真の自我とも呼べる「霊的自我」が存在し、それは、意識に向けていつもインパルスを発しているということだ。
「霊的自我」にはすさまじいエネルギーが内包されている。
したがって、これの発するインパルスを受信し、「霊的自我」にアクセスすると、「霊的自我」が内包しているエネルギーが解き放たれ、新たな現実の生成と変革はたちどころに実現するとされる。

プレジャリアンによると、一度この現実変革の過程が始まると、現実を好ましい方向に変革させるのには、3日から7日しかかからないとしている。

 

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