営業マンのオススメ本、という趣旨で、弊社書籍を1冊ずつ紹介しているが、どうしても説明的になって面白くない。そこで、今回からテーマを絞り、それを落とし込んでくれる本をリンクしてご紹介していきたい。

スイーツやドンブリ級のインパクトで意識を拡大

弊社は「意識の目覚めに役立つ情報を提供する」という理念で本をお届けしているので、結局のところ、「やっぱり目覚めないと始まらないよね!」という着地点になってしまう。
しかし、目覚めとか悟りという言葉で表現されているものは、捉えづらいイメージという方も多いと思う。それよりはやっぱり、金運アップとか、人間関係改善などのほうが即効性がありそうだし、スイーツやドンブリもののような破壊力があるというものだ。

スイーツ、ドンブリも味わえて、さらにその奥にある安らぎや自由にも気づけるよ!ということで、今後はいろいろな「意識の拡大」へのアプローチを推進していきます。
自分の備忘録、まとめでもあるけど(笑)。

「さあ、意識の拡大をしていくぞ!」と意気込んでも、実際どうすればいいのか。なんとなく「イイ人(霊性の高い人)」になろうとしてみたり、「ワンネスに基づいて!」とか、「あるがままに生きよう」とか、あまり腑に落ちないままでいると、そのうち思考が支配するいつもの日常に戻ってしまいがちだ。
思い込み・観念から行動する限り、お釈迦様の掌の上からは逃れられない。
そこで、職業柄(個人的にも好きなのだが)、多くの書籍にふれてきた知識と気づきをシェアしましょう。

世界を変える〝意識の縦波〟が強まっている

新しい地球への移行が進行している今、新しい意識への変容が必須という前提で話を進めていきたい。ひとつの指針に、分離しているボディ、マインド、スピリットの統合がある。
そして最近、シンクロ的に目につき、これからのポイントの一つになるんじゃないかというキーワードがある。
それは、意識を横(水平)ではなく、“縦(垂直)に使う”ということ。
縦とは? 上? 天上や宇宙を指すのかな? という感じで、何となく良さそうなものに感じるが、実際にはどういうことだろうか? それを探っていこう。

“ライトボディ”を始め、「新しい人間のボディ」ということでは、いろんな高次元存在たちが言及しているのをご存じかと思う。
セントジャーメインは“意識のボディ”と言っている。松村潔氏は、チベットでは“分身(トゥルパ)”と呼ばれる奥義を基に解説している。

『分身トゥルパをつくって次元を超える』
松村潔著/ナチュラルスピリット

タイトル通り、それこそが新しい次元へと連れて行ってくれるカギとなるのだ。
※トゥルパに関しては、少ない解説では誤解も招くので、本書を読んでいただきたい。

新しい地球に移動するということは、わたしたちの身体で、ムラダーラ・チャクラ(第一チャクラのこと)が眠りから覚めて生命力が動き始め、柔らかくなった状態で、身体生活そのものが、いままでよりも軽い方向にシフトするということだ。

人類も地球も意識で連動しているのだが、これまでの時代は、どちらも基底のチャクラでエネルギーが止まっている状態だった。それは流動性はあまりなく、安定し、硬い物質としての状態を顕在させていた。
だが、ここ最近の天変地異の多さ、人々の感情の不安定さを見れば一目瞭然なように、確実にその固定性は動き出しているかのようだ。

物質世界は眠って動かないように見えてはいるが、実際には周期的に変化していて、この周期的な変化に異変が生じると、あたかも眠りから覚めたように感じる。眠りから覚めるとは、任意性が出てくることであり、意識と連動するということだ。

 

喜びが渦巻くもうひとつの地球に移動する

固定化された3次元から移行するには、やはり意識を向けるポイントが肝になってくる。
本題の「縦波」に入っていこう。

意識は何かに向けて射出されることでのみ働くからこそ、陰陽化した。それならば、陰陽化された意識が入れない場所にさえ入ることのできる意識とは何か。ここでは陰陽化でなく、上下の落差を意識が働くための投射の場として使うことのできる縦波が働く。
これは世界内においての陰陽活動でなく、上宇宙あるいは下宇宙との関係性で発生する差異性だ。

わたしたちは、日常の意識ではあまりにも陰陽の横波を使い過ぎてそれに慣れており、この縦波として働く意識はあまり活用していない。
しかしブラフマ結節を超えて、上からムラダーラに飛び込み、眠った蛇を揺すり起こすには、この縦波意識が必要だ。縦波には横波の因果律をすり抜ける性質がある。
これは大きなコスモスと小さなコスモスが通じて、この大小の落差を意識の働きの源とするからだ。横波が地上で男女の交流をしているとしたら、縦波は神様と交流しているというようなものだ。神と人の間の落差が活動の源なのだ。

わたしたちが世界の内部で二極化された意識に入ったとき、常にわたしたちは、この片方を自分と同一化する。特定の世界に定着するには、この二極化は避けられない。世界とは二極化、陰陽化することが前提で成立するものだ。それをしなくなったとき、世界そのものが消える。
わたしたち個人は中和の意識になったとき、特定の世界から追い出される。あるいは外の世界と筒抜けになる〝敷居〟の上に住むことになり、それは不安定で不穏な生き方でもある。

ムラダーラチャクラよりも一つ上の領域にあるかのように見えるもう一つの地球に移動することは、エクスタシーが渦巻いている世界に移動したようにも見える。
みんなが笑っているおかしな世界かもしれない。むしろ、いままでが苦痛過ぎたと考えてもいいのかもしれない。苦痛は分断から生じる。エクスタシーは融合から生じる。

この本で述べられているのは、基底のムラダーラチャクラから、クンダリーニが活性化、上昇し、今まで知覚している世界が終わり始めるということでもある。
活性化するには二極化された世界との同一化をやめ、クンダリーニ、つまり喜びだけで生きる振動にシフトしたとき、おのずと新しい地球を知覚できるのだということだろう。

“喜びこそが自由への招待状”ということはよく分かっているし、みなさんもご承知のことだろう。次回はもう少し拡大して、「喜びから縦へ上昇する」ことを探っていきたい。

次回に続く。

 

この記事を書いた人
営業部・マーソロミュー

 

 

 

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